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2019-01

新型ミライースの狙い?

ミライースがフルモデルチェンジされたが、燃費は驚きの35.2kmだった。
これは先代と同じ数値で、現行アルトの37.0kmにはもちろん届かない。
ミライースはミラの燃費スペシャル的なモデルとして出発しただけに、その看板を下ろしたことは意外だった。
なんでも、実燃費の向上と走りの質を重視したのだという。


各社が燃料タンクの奥をふさいだり採算度外視で廉価グレードにアルミや高性能バッテリーをおごったりクーラーを外したりしてでもモード燃費に血まなこになる中、特に燃費にこだわるはずのミライースがその競争から降りるというのはにわかには信じがたい。
モード燃費というものが、たとえ大幅に偽装されても容易に気付けないほど実燃費と乖離した存在だとしても、その神通力がすぐに効力を失うとも考えられない。
現に、ノートハイブリッドがクーラーを外して登場したのは例の三菱による体を張った暴露事件後である。
だとすると、どういうことだろうか。


もしかすると、アルトの燃費を超えることが難しかったのかもしれない。
車重はミライースも軽量化によってアルトの650kgに並んだものの、アルトにはまだマイルドハイブリッドがある。
本格的なハイブリッドには到底及ばず、アイドリングストップに毛が生えた程度のかなり貧弱なマイルドハイブリッドだとしても、それでも普通のガソリン車に比べれば有利といえる。
たとえその効果が1~2kmに過ぎなくても?、ハンデには違いない。
その差を埋めるには、ハイブリッド化といわずともせめてエンジンを直噴化したいところか。


ところがエンジンの刷新は、やはり多額のコストがかかるので難しい。
このままでは環境性能というミライース最大の看板に傷が付いたままになってしまう。
そこで持ち出してきたのが、「実燃費の向上と走りの質」か。


実燃費を重視しましたということにすれば、モード燃費の偽装事件がまだ記憶に新しい中、なにやら誠実に響いて聞こえる。
おまけに実燃費というのは絶対的な比較が難しく、お客様の乗り方や外部環境によって上下しますので、と言っておけば後日のクレーム対応も万全である。


走りの質感については、ダイハツは歴代のムーヴなどでも質感を重視してきたという記事を見た気がするし、燃費をほどほどで妥協するならそっち方向に振ることもやりやすく、アルトワークスでスポーツ走行をアピールするアルトに対抗する意味でもコンフォート性重視は分かりやすい。




というように少々うがった見方をしてみたものの、もしかすると実燃費重視はただの苦し紛れではない可能性もある。
どういうことかというと、2018年度中に「WLTP」という新たなモード燃費が導入されるからだ。
このモードになると、今より実燃費に近づくらしい。
おまけに、現行のJC08に特化した低燃費車ほどモード燃費の落ち込みが激しくなるとも噂されている。


つまり、今のモード燃費仕様にカリカリにチューンして無理に低燃費を叩き出したとしても(偽装ではなく)、来年にはそのメッキが剥げて実用的ではないことが公の数値として露呈しかねないのである。
そうなれば、フルモデルチェンジが新しいほどガッカリされて信用失墜につながることにもなりかねない。
そんな事態を招かないために今から実燃費重視をうたって次期モード燃費に照準を合わせている、のかもしれない。


まあ、結局うがった見方をしている気がしないでもない…。




さて、新たなミライースではリアランプ周りからピラーにかけて取り付けられた、黒い樹脂製の空力パーツが新鮮だ。
気流をスムーズに車体から切り離すために同様の処理をする車はあるものの、積極的にデザインに利用していて面白い。
ボディカラーに関わらず黒一色なので、コストも抑えられている。
性能・デザイン・コストの三拍子がそろった、素晴らしいアイテムではなかろうか。


最後に褒めておけば大丈夫?



 
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