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2019-04

新たな燃費基準は高速道路重視?

マツダ・CX-3のガソリンモデルが、早くも次期燃費基準である「WLTC」の認可を取得したという。
それによると以下のとおり燃費が変化するそうな。


【FF】
WLTCモード燃費:16.0km/L (市街地モード:12.2km/L/郊外モード:16.8km/L /高速道路モード:18.0km/L)
(参考)JC08モード燃費:17.0km/L
【4WD】
WLTCモード燃費:15.2km/L (市街地モード:11.6km/L/郊外モード:15.8km/L /高速道路モード:17.4km/L)
(参考)JC08モード燃費:16.6 km/L


WLTCの総合燃費でみると現行のJC08より1kmほど燃費が悪化しているものの、それでも数%の悪化に過ぎない。
実燃費が3割4割悪化する現状とはまだほど遠く、思わず落胆してしまう。


ただ、市街地モードと現行燃費を比較してみると今度は30%ほどの悪化になる。
こっちの方はかなり実態に近いのではなかろうか。


新基準の総合燃費は、各モードを単純平均した数値よりも実は少し良い。
このことは、燃費が大幅に悪化する市街地モードの燃費が相対的に軽視されているともいえる。
ところが日本の実際の使用状況は、おそらく市街地走行が圧倒的に多い。
ここに、実燃費と計測燃費との乖離がまたしても生じかねないという危険がひそむ。


なので、普通の人は市街地モードでの燃費を見ていた方が良さそうだ。
その方が実燃費をイメージしやすく、燃費偽装にも気付きやすい。


郊外や高速道路の方を走ることが多い人は総合燃費で問題なさそう。
もしくは、自分の年間の走行距離から各モードの比率を概算し、それに応じた独自の総合燃費を組み立てて比較するのも面白い。
いや、めんどいか…。


まあまだCX-3の数値だけなので、サンプル数が少なすぎて確かなことは言えない。
それでもせっかく各モードの燃費が計測されるのだから、総合燃費より自分が最も使うモードの燃費を重視した方がいい、とは言えそうだ。




次の注目は、ハイブリッド車の新基準による燃費だろうか。
特に市街地モードの燃費の悪化率が問題になる。
現行基準では長時間のアイドリングストップや低いコールドスタートの割合などでハイブリッドは有利なようだ。
そのせいか、実燃費の落ち込みがより激しいとも聞く。


新基準でそのことが公証の値として立証されてしまうと、ハイブリッド神話が崩壊して販売に急ブレーキがかかりかねない。
それとも、そんな事態を回避するために、メーカーは総合燃費だけを大きく宣伝するのだろうか。
各モードの燃費(特に市街地モード)は、パンフレットの端っこの注意書きに、老眼では見えないほど小さな文字で控えめに表記されるだけになるのかもしれない。
ハイブリッド以外の車も事情は多かれ少なかれ同じなため、燃費が悪化する新基準に対する各社の対応も要注目である。


とはいえ、都合の良い数字だけを強調し、具合の悪い数字は巧妙に隠して売るなどというお行儀の悪い商売を、世界に名だたる大企業がこぞってするとも思えないのでその心配はおそらく杞憂だろう。


まあ、燃料タンクの奥をふさぎ(フィット、デミオ、ノート、プリウス)、廉価グレードでもあるのに高価なアルミボンネット(フィット)やリチウムイオン電池(プリウス)を特別に採用し、各種オプションはおろか今時クーラーすら非搭載(ノート)などという燃費スペシャルグレードの数値をかかげて競い合うような事例も中には見受けられるので、やはり多少は気にした方がいいのかもしれない。



 
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