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2019-01

次期インサイトが1.5リッターエンジンである意味

次期インサイトはシビックより上級なセダンになるという。
3代目にして2モーター式の本格ハイブリッドになり、プリウスやその上のカムリに勝負を挑むことになりそう。
注目なのは1.5リッターエンジンということだろうか。


アコードから始まるホンダの2モーター式ハイブリッドは、これまでオデッセイ・ステップワゴンと展開されてきたがどれも2リッターエンジンだった。
アメリカ市場で売られる次期インサイトなら、郊外や高速道路の長距離巡行が多いことが容易に想定される。
モーターの性能的には既存モデル流用なら184馬力・トルク32.1kgでハイパワーなのだが、加減速があまりない高速巡行ではエンジンで発電してその電力でモーターを駆動させるよりもエンジンで直接走行した方がロスが少ないため、ホンダはその方式を採用している。
その際に、2リッターではなく1.5リッターエンジンだとパワー不足が心配になる。


市街地走行がメインで長距離巡行の頻度も距離も少ない日本でならエンジンは発電専用のシリーズハイブリッドで1.5リッターでも問題ないと強弁できるかもしれないが、北米大陸での運用だとそうもいかない。
高速燃費の悪化は、既にそれが表示して売られているアメリカでの売れ行きに直結しかねない。


ただ、今のシビックはターボが付いているとはいえ1.5リッターである。
重量も、ステップワゴンと比べると400kgも軽い。
空力的にもミニバンより優れているため、シビックベースと言われる次期インサイトなら1.5リッター自然吸気エンジンでも問題ないのではなかろうか。
それにハイパワーなモーターをターボ代わりに使えば、高速道路での追い越し加速にも支障はなさそうだ。




そう考えると、ダウンサイジングはエンジンだけでは済まないかもしれない。
184馬力・トルク32.1kgという走行用モーターは、トルクだけならなんと3リッターエンジンに匹敵する。
いくら市街地走行をモーターが受け持つとはいえ、シビック級の車にそのパワーは通常グレードだとオーバースペックといえる。
それにパワーを支える電力はあくまで1.5リッターエンジンが供給するので、モーターだけがハイパワーでも電力供給がそれに追いつかない。


もしモーターパワーを落とすなら、電力を一時的にプールするバッテリーの搭載量も減らせるし、発電機であるオルタネーターのグレードも落とせる。
様々な部品で性能を落とせるのでコストダウンが可能になりそう。
そういったことの象徴が、1.5リッターエンジンの採用なのかもしれない。




これまでアコード・オデッセイ・ステップワゴンとシステムがほぼ流用だったのは、それはそれで開発生産コストの圧縮と量産効果が狙えてコストダウンになった。
それにどれも重量がかさむ車種だったので、あえてパワーを落とす必要性も薄かった。


ところが中小型車にも本格ハイブリッドを展開する場合、さすがにそのままではオーバースペックだし高コストで部品サイズも大きい。
そこで新たに開発したのが次期インサイトのシステム、ということなのかもしれない。
この新システムは、ヴェゼルやフリードなど少し重めのコンパクトカーにも将来搭載されそうな予感がする。
もしここまでの話が本当ならば……ではあるが。


ただ、フィットだけはかなり軽いしリコール連発で開発が難航したデュアルクラッチミッションへの投資を回収しないといけないので、次期型でも既存の1モーター式を継続か。



 
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