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2019-01

三菱RVRの大幅値上げ?

2010年登場でもはや老兵とも呼べる三菱のRVRは、全長437cm全幅177cmのコンパクトSUVで価格は206万円から254万円ほど。


ついこないだ発売された三菱のエクリプスクロスは、全長441cm全幅181cmでサイズはほぼ同じ。
それでいて価格は253万円から310万円で、RVRより50万円くらい高い。
この違いは一体どこにあるのだろうか。




サイズ的には数センチの差で同クラス。
概要としても、どちらもアウトランダーベースなエンジン横置き4ドアモノコックなSUVということで一緒。
三菱としては昔のスポーツカーの名を継いだエクリプスクロスの方をクーペルックでスポーティーということにしたいようなのだが、エクリプスクロスの全高が169cmなのに対してRVRは163cmで実はRVRの方が6cmも低い。
最低地上高だとRVRが2cm高い19.5cmなのを考えると一層RVRの低さが際立つ。
というかエクリプスクロスは割と普通なディメンションをしており、2ドアで低全高なクーペというイメージがそこにはあまりない。


エンジンはエクリプスクロスが1.5リッター直噴ターボ・150馬力・24.5kgで、RVRは1.8リッター自然吸気エンジン・139馬力・17.5kg。
馬力では11馬力しか違わないものの、トルクは圧倒的にエクリプスクロスの方がパワフル。
2.5リッターエンジン並の大トルクはかなり立派な気がする。


ただ、逆に言うとここくらいしか明確な違いが見いだせない。
ミッションはどちらもCVTだし、上級グレードのHIDがLEDヘッドライトに変わったり、ホイールが1インチ違ってたり、ヘッドアップディスプレイが上級グレードにはあったり、自動ブレーキも進化してたりするとは思うものの、8年もの歳月を考えるとそんなものだろうか。
50万円という価格差ほど変わっているようにはあまり見えない。
ターボ化されたことを考えてもいささか厳しいか。




一方のRVRは来年にもフルモデルチェンジされ、次期型は日産のジュークと共通化されて少し小型になると言われている。
それでも名前を継ぐということは、価格は据え置きになるのではなかろうか。
昨今の高価格化というトレンドを考えると値下げというのはあまり考えにくい。


ライバルを見ると、C-HRが全長436cmで1.2リッター直噴ターボ4WDのみの252万円~280万円なので、4WDと小排気量を価格相殺するとエクリプスクロスとほぼ互角だろうか。
ヴェゼルは全長433cmで1.5リッター自然吸気な208万円から248万円なので、エンジンの違いを考えてもエクリプスクロスより安く現行RVRと同じくらい。


とはいえ、エクリプスクロスが250~300万円クラスともなると、4.6m級のフォレスターやCX-5が普通に買えてしまう。
実はベースになった7人乗りのガソリンモデルなアウトランダーともほぼバッティングする…。


エクリプスクロスの価格は現行RVRやアウトランダーと比べると違和感があるものの、次期型のRVRが出ると整合性が取れ、最新ミドルサイズSUVとして考えればそんなものかなと思わなくもない。
そもそもコンパクトSUV対策としてアウトランダーベースのRVRを当てざるを得なかったことに、無理があったのかもしれない。
アウトランダーは高価で運用が特殊で売りにくいPHEVばかり有名になってガソリンモデルの存在がほぼ無力化されるという誤算が生じているため、新たな5人乗りを派生させてアウトランダーの立て直しを図ったともいえる。
これでアウトランダーはイメージを確立したPHEVに専念でき、3列シート需要はミニバン界のSUVなデリカD5があるのであまり問題にならない。


エクリプスクロスはアウトランダーとRVRの狭い隙間に配置されたニッチ商品という記述も見かけるのだが、それはいくつものボタンの掛け違いがもたらした誤解のような気もする。
要はアウトランダーの5人乗り仕様で、RVRは真っ当なコンパクトSUVへのフルモデルチェンジが遅れているだけなのだ。
エクリプスクロスが、アウトランダーからオーバーハングを30cmも削ったことが混乱を助長しているのかもしれない。
441cmだと、ヴェゼルとも数センチしか違わない。
これがせめて450cmくらいだったらミドルサイズSUVとして違和感がなかったものの、差別化を意識し過ぎたのかクーペルックや運動性向上を突き詰め過ぎたのか。




そんな少し理解のややこしいエクリプスクロスなのだが、いかんせんシステム的に地味なのはもう少しなんとかならなかったものか。
ハイブリッドもディーゼルもない。
それにせっかく新しいターボを積むなら、ミッションにもスポーティーな6速ATなどが欲しかった。
せめて5速MTでも設定すれば、硬派な三菱としてかつてのランサーやミラージュユーザーが興味を示しそう。


もしくは、コンポーネンツを共有するアウトランダーPHEVからシステムを譲り受けたハイブリッドがやはり欲しい。
アウトランダーPHEVは間もなくエンジンが2.4リッターに増強されモーターもパワーアップされる。
これをベースに重いバッテリーが最低限で済むハイブリッドにすることで軽量化すれば、アウトランダーからオーバーハングを削って慣性モーメントは既に低減されており、前後モーターが生み出す豊かな中低速トルクに瞬時の前後トルクベクタリングはなかなかに新世代スポーツしそう。


ハイブリッドスポーツならアウトランダーPHEVとは違う顧客を獲得でき、C-HRやヴェゼルとも違う切り口で、エクリプスの名前が伊達でないことを主張できる。
その先のエヴォリューションの存在すら彷彿とさせて久々に三菱が盛り上がるのではなかろうか。
日産に吸収されたことで三菱製の電動システムがこれで最後になると思えば、「エクリプスクロスハイブリッド・ランサーエボリューションバージョンイレブン・ファイナルアニバーサリー」がいつか記念に出て欲しいものである。


名前が長いな…。
エクリプスのエを取ってエボイレブンでいっか。



 
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