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2019-04

コペンのクーペとS660

ダイハツのコペンからカーボン製の固定ルーフを備えたクーペが発売される。
価格は250万円とかなり高価。
コペンは緩いキャラクターと電動ルーフが特徴だっただけに、軽量な固定ルーフとBBSの鍛造ホイールにLSDで固めた姿はちょっと意外。


ただ、それでもミドシップなS660相手にスポーツ勝負は分が悪いだろうか。
価格だとアルトワークスより100万円も高い。
最大の特徴であるオープントップを捨て去って得たものが流麗なクーペスタイルでは少し微妙かもしれない。


コペンのもう1つの特徴である外装着せ替え機能の応用というにも無理がある。
作り付けの電動ルーフを外し、トランクリッドと一体でカーボンパネルをかぶせているので着せ替えとの互換性も実質的に失われている。
荷物の出し入れはガラスハッチのみからになるので、実用性が向上したわけでもない。


そんな感じに色々とアレな部分があって一般受けは難しいキャラクターなためか、200台の限定生産になっている。
クーペなスタイリングや強化されたルーフ剛性と足回りに魅力をおぼえる一部のマニア向けな商品設計といえる。




クーペ化が向いているのはむしろS660の方だろうか。
元からファストバックスタイルで解放感は少ないし、ルーフの開閉機構というほどのものもないため必要な改造は非常に小規模。
というか板を載せるだけ。
むしろ最初からクーペだったらシャシーの大幅補強が不要で、830kgという重い重量にはならなかったはず。
そうすればアルトワークスの670kgとは言わないまでも、700kgちょいなら軽の64馬力でもそこそこのパワーウェイトレシオに。
CPUチューンで80馬力にすれば10を切る。
オープンにするならキャンバストップで頭上だけ開けてお茶を濁すことになるけども、今も後ろは残るからロールバーのようにサイドフレームがあっても大きくは違わないか。


どうしても今のオープンにこだわるのであれば軽規格をやめてボディを拡幅し、1リッターターボを積めばオープン化の重量増が打ち消せる。
衝突安全やデザインにも余裕が生まれて世界販売も可能に。
クーペとS1000のどちらも選べなかったS660は、ビートの呪縛に少し縛られ過ぎたような気もする。
名前だけはS660でビートから解放されているのになあ。




コペンが電動ルーフや着せ替えすら諦めてクーペ化する一方で、S660は無限から23万円でハードトップパネルが発売されている。
どちらもオープンという最大の特徴を諦めるのにノーマルよりかなり高価。
オープンを今から諦めても補強で重くなったボディまで軽くなるわけではないため、クーペを選ぶのには少し勇気がいるだろうか。
せめて変わらない価格で選べればなあと。
特にコペンは複雑な構造の電動ハードトップから置き換えるため、いかに限定生産でBBSを履いているとはいえ50万円も値段が上がるのは痛い。
それにフロントデザインは同じだし。


まあ、S660の方はパネルの付け外しが容易でハードルは低い。
その代わりS660には「ネオクラシック」という、コペンも真っ青な着せ替えバージョンが存在する。
ドアと屋根以外の外装パネルと前後ライトまで変わるのはコペンの着せ替えと同じものの、こちらはプラス200万円ほどの改造費が生じるのだとか。
コペンが40万円とかで着せ替えできる(工賃別?)ことに比べるとその5倍で、メーカーの想定外の改造がいかに高価になるかが分かる。
現行車をクラッシック風に仕立て直す光岡自動車の車も、ある程度の量産が前提でもやっぱり100万円以上は余計にかかってくる。
それを考えるとコペンクーペがちょっと安く見えるから不思議。
趣味の世界はいろいろと大変だなあ…。(遠い目




 
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